〜身近なおすすめスポット 18 愛知県犬山市〜
戦国時代は織田氏の所領であり、江戸時代には尾張藩付家老である成瀬氏の城下町として発展した愛知県犬山市。国宝犬山城とともに当時の町割りが現在も残っています。明治から数回の合併を経て、昭和29年4月1日に犬山町ほか城東村、羽黒村、楽田村、池野村の4村が合併して犬山市は誕生しました。
犬山は名古屋から名鉄の快速特急で30分ほどで行くことができます。名鉄犬山駅を下車して西口に降り立ちました。そのまま西に県道を400Mほど進むと、右側に急に賑やかな通りが現れます。ここが本町通りで、当時の犬山城下の風情漂う街並みが残っているので、犬山城に行くのはこの通りから行くのがおすすめです。
当時の家屋などを活用して、飲食店、雑貨店、お土産屋が建ち並び、観光客で賑わっていました。この風情を楽しみながら、まっすぐ600Mほど進むと、小高い山の上にそびえ立つ犬山城入口に到着しました。
登城入口に猿田彦神社、三光稲荷神社、針綱神社の三社が城の安全を見守るかのように並んでいます。この中の三光稲荷神社で旅の安全と商売繁盛を祈願して、城へと向かいました。少しだけ小高い丘にそびえる犬山城からは南側に犬山市内、西から北側にかけて木曽川を挟んで岐阜市を一望できる眺めが素晴らしいです。当時は名古屋城、岐阜城、清洲城などを監視しやすい位置にあることがわかります。
犬山城のみの入場は大人で550円、その他の文化資料館、どんでん館の入場券付が760円、その他の各種周遊券も取り揃えています。
まずは本丸の最上段へ。この日は日曜日ということもあって、40分待ちでした。しかし、待った甲斐があり、視界に飛び込んだ市内城下町と木曽川の遠景はとても素晴らしいものがありました。絶景を十分に堪能して、城内の茶店で休憩して甘酒を味わいます。
駅からずっと歩いて来て、疲れているときにこの甘酒は安らぎの一杯となりました。こちらではお土産品の販売も行っていますが、先ほどの本町通りでも、お店は多いので買うこともできます。
また、犬山市文化資料館(IMASEN犬山からくりミュージアム)も本町通り沿いにあるので、単独の入場料は300円ですが、先程の城内でセットで買うと割安になるのでお得になります。
(2024.3.3)
[歴史的な説明は犬山市ホームページより引用させていただきました]